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ハプニングバー

カップル喫茶とは?ハプニングバーとの違い・歴史・法律の基本

ハプニングバー

この記事を読むと、「カップル喫茶」がどんな業態なのか、ハプニングバーと何が違うのか、法律ではどこが問題になるのかがわかります。言葉の由来と歴史は百科事典の記述、法律は条文と弁護士の解説、摘発の例は報道をもとにまとめました。特定の店が合法か違法かを判断する記事ではありません。

この記事の要点

  • カップル喫茶は一般に「男女同伴の条件で入店できる喫茶店」を指す言葉。かつては「同伴喫茶」「アベック喫茶」とも呼ばれた。
  • 源流は1950年代後半、ジャズ喫茶や名曲喫茶に設けられた「同伴席」。カップル喫茶という呼び名が広まったのは1990年代とされる。
  • ハプニングバーとの一番の違いは「単独で入れるかどうか」。ハプニングバーは単独男性・単独女性・カップルのどれでも入れる店が多い。
  • 名前が「喫茶」でも、店内の行為が不特定多数に見える状態なら刑法の公然わいせつ(第174条)に問われうる。店側は幇助(ほうじょ)に問われた例がある。
  • 二人で行くなら、同意の確認・途中で帰る合図・撮影禁止を事前に決めておく。

カップル喫茶は「男女同伴で入る喫茶店」。同伴喫茶の流れをくむ

カップル喫茶は、一般に男女2人で来ることを入店の条件にした喫茶店(カフェやクラブの形をとる店も含む)を指す言葉です。百科事典のウィキペディアは「男女同伴の条件で入店できる喫茶店」と説明し、風俗産業の文脈では「C喫茶」と略されること、かつては「同伴喫茶」「アベック喫茶」「連れ込み喫茶」とも呼ばれたことを紹介しています。

法律に「カップル喫茶」という営業の種類があるわけではありません。どんな届出や許可で営業しているかは店ごとに違い、名前だけでは中身がわからない、という点を先に押さえておくと、この先の話が整理しやすくなります。

並んで座る二人のイラスト
カップル喫茶の入店条件は「男女2人で来ること」。ここがハプニングバーとの一番の違い

歴史:1950年代の「同伴席」から、1990年代のカップル喫茶へ

ウィキペディアの記述によると、流れは次のとおりです。年号は同ページの記載をそのまま引いています。

  1. 1950年代後半:同伴席の登場

    ジャズ喫茶や名曲喫茶が流行し、カップル向けの「同伴席」が設けられた。これが同伴喫茶の原型とされる。

  2. 1963年頃:同伴喫茶・深夜喫茶がピークに

    都内だけで2,000軒以上あったとされ、補導された人は26万人に上ったという。

  3. 1964年8月1日:風俗営業の法律の改正

    改正で深夜喫茶はなくなったが、同伴喫茶として残った店もあった。

  4. 1990年代:「カップル喫茶」の登場

    1995年には関西を中心にブームとなり、公然わいせつで取り締まりや検挙が行われる例もあったとされる。

ウィキペディアの「カップル喫茶」のページには、出典が不足している旨の注意書きが付いています。年号や数字は「百科事典にこう書かれている」という扱いで読んでください。

ハプニングバーとの違い:「単独で入れるか」と「何をする場所として案内しているか」

二つはよく並べて語られますが、入れる人の条件がはっきり違います。ハプニングバーは、単独男性・単独女性・カップルのどれでも入れる店が多く、料金も3つに分けて決めています。当サイトで公式料金を確認している46店のうち、38店がカップル料金を公式サイトに載せています。

カップル喫茶ハプニングバー
入店の条件男女2人で来ることが条件(同伴が前提)単独男性・単独女性・カップルのどれでも入れる店が多い
呼び名の由来同伴喫茶・アベック喫茶の流れ店内で「何かが起こるかもしれないバー」という意味の呼び名
料金の決め方店による単独男性・単独女性・カップルで分ける店が多い(入会金+入場料)
身分証店による当サイトで確認した店はすべて、初回に身分証の確認がある

ウィキペディアは、ハプニングバーを「単独で常に入店可能な同様の業態」と位置づけ、カップル喫茶にはハプニングバーと比べて SM の色合いが弱い、または全くない店が多い、とも書いています。いずれも一般的な傾向の説明で、個別の店に当てはまるとは限りません。

法律の考え方:名前ではなく「店内の行為が人に見える状態か」で決まる

刑法第174条は、公然とわいせつな行為をした人を処罰すると定めています。弁護士ドットコムニュース(2019年11月)で、若林翔弁護士は、ハプニングバーの店内での性行為について「不特定多数の者が容易に覚知しうる状態でのわいせつ行為と言え」るとして、公然わいせつ罪に当たるという見方を示しています。カップル喫茶でも考え方は同じで、喫茶店という名前かどうかは関係ありません。

店側については、行為ができる場所を用意したとして、公然わいせつの幇助(ほうじょ)で逮捕された例が報じられています。

  • 2019年10月、東京都多摩市のハプニングバーで、店長と店員の計4人が公然わいせつと同幇助の疑いで逮捕された(弁護士ドットコムニュース)。
  • 2022年5月、東京・渋谷のハプニングバーで、経営者と従業員、利用客ら計10人以上が逮捕された。利用客の男女は公然わいせつ、経営者ら従業員は「公然わいせつを可能にする部屋を提供していた」として幇助の疑い(文春オンライン)。

同じ記事で若林弁護士は、こうした行為は立証が難しく、逮捕が現行犯に多いのはそのためだろう、とも述べています。「摘発されていない=問題がない」ではない、という点は覚えておいてください。

同意のない行為(刑法第176条・第177条)、撮影(性的姿態撮影等処罰法)、お金のやり取りを伴う行為(売春防止法)は、場所や店の名前に関係なく、それぞれの法律の問題になります。

今、二人で行ける場所を探すなら:カップル料金と入店の条件を公式サイトで見る

「カップル喫茶」という名前の店を探すより、カップルでの入店を料金表に載せている店を公式サイトで確かめるほうが、条件をはっきり確認できます。見るべき項目は次の4つです。

  • カップル料金(昼・夜、週末の加算)と、初回の入会金
  • カップルで入ったときのルール(2人そろって退店する必要があるか、など)
  • 初回に必要な身分証の種類
  • 店内での撮影禁止・スマホの扱い

当サイトでは、東京・大阪のハプニングバーのカップル料金を公式サイトから比べたカップル料金が安いハプニングバーをまとめています。

二人で行く前に決めること:同意・合図・帰り方

カップルで入る場所では、相手の同意は店に入ってからも続けて確かめるものです。来る前に「今日はここまで」と決めていても、その場で気が変わったら、いつでも取りやめられることを2人で確認しておきます。

  1. どこまでなら良いかを、2人で言葉にして決める

    「見学だけ」「2人だけで過ごす」など、具体的に決める。曖昧な「その場の流れ」にしない。

  2. やめたいときの合図を決める

    言葉でも仕草でもよい。合図が出たら理由を聞かずにやめる、と先に約束する。

  3. 帰り方を決める

    どちらかが帰りたくなったら2人で帰るのか、片方だけ帰ってよいのか。カップル料金で入った場合の店のルールも確認しておく。

詳しくは、店が決めている共通ルールをまとめた同意とNOの伝え方と、カップルで行く前に決めることで解説しています。

よくある質問

  • カップル喫茶とハプニングバーは同じものですか?

    似た文脈で語られますが、入店の条件が違います。カップル喫茶は男女同伴が前提、ハプニングバーは単独でも入れる店が多い、という点が一番の違いです。どちらも法律上の営業の種類の名前ではないので、実際の条件は店ごとに公式サイトで確認してください。

  • 「喫茶」なのでお酒は出ないのですか?

    名前と提供するものは一致するとは限りません。お酒を出すかどうかは店ごとの営業の形によります。深夜にお酒を出す店は、深夜酒類提供飲食店の届出が必要です(風営法・届出の基本)。

  • 客として行くだけで罪になることはありますか?

    店にいるだけで罪になるわけではありません。ただし、不特定多数に見える状態でのわいせつな行為は、行為をした本人が公然わいせつに問われえます。報道された摘発の例でも、行為をしていた利用客が逮捕されています。

  • 夫婦なら問題はないのですか?

    夫婦かどうかは、公然わいせつの考え方とは関係がありません。問題になるのは「人に見える状態か」です。

  • 今もカップル喫茶はありますか?

    店の数を公的にまとめた統計はありません。カップルで入れる店を探す場合は、カップル料金や入店の条件を公式サイトに載せている店を選ぶと、条件を事前に確かめられます。

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