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ハプニングバー

スワッピング(夫婦交換)とは?意味・法律で問題になる点・ハプニングバーとの違い

ハプニングバー

この記事を読むと、「スワッピング(夫婦交換)」という言葉が何を指すのか、法律ではどこが問題になるのか、ハプニングバーやカップル喫茶とどう違うのかがわかります。法律は条文、摘発の例は報道、性感染症は厚生労働省の情報をもとにまとめました。参加をすすめる記事ではありません。

この記事の要点

  • スワッピングは一般に、2組以上のカップルが合意のうえで、性的な相手を入れ替えることを指す言葉。「夫婦交換」とも呼ばれる。
  • 法律で問題になりやすいのは3点:人に見える場所での行為(公然わいせつ)、同意のない行為(不同意わいせつ・不同意性交等)、お金のやり取り(売春防止法)。
  • 2022年には、静岡県で約120人が参加したパーティーが摘発され、主催者が公然わいせつ幇助、参加者が公然わいせつの疑いで逮捕されたと報じられた。
  • ハプニングバーは常設の店、スワッピングパーティーは主催者が開く「催し」。入る条件や決まりごとの持ち方が違う。
  • 同意は始める前だけでなく途中でも撤回できる。性感染症の予防と検査も、相手が増えるほど大切になる。

スワッピングは「2組以上のカップルが合意して相手を入れ替える」こと

スワッピング(英語の swapping=交換)は、性的な意味では一般に、夫婦や恋人どうしの2組以上が、全員の合意のもとで相手を入れ替えることを指して使われます。日本語では「夫婦交換」とも呼ばれます。なお、パソコンの用語にも同じ「スワッピング」(メモリの一部を一時的に退避させる処理)があり、検索するとこちらが出てくることがあります。

大事なのは、言葉の定義そのものに「全員の合意」が含まれていることです。誰か1人でも本心では嫌がっているなら、それはスワッピングではなく、同意のない性的な行為になります。

並ぶ二人のイラスト
前提は「関わる全員が、自分の意思で同意していること」。1人でも嫌なら成り立たない

法律で問題になるのは「人に見える場所」「同意」「お金」の3点

刑法には、大人どうしが私的な場所で、全員の同意のもとで行う性的な行為そのものを、スワッピングという理由で処罰する規定はありません。そのうえで、次の3つに当たると、それぞれの法律の問題になります。

問題になる場面関係する法律ポイント
不特定多数から見える場所での行為刑法第174条(公然わいせつ)パーティー会場や店内など、人に見える状態かどうか。場を用意した側は幇助(第62条)に問われうる
同意のない行為刑法第176条(不同意わいせつ)・第177条(不同意性交等)断れない状況、お酒で判断できない状態などでの行為。夫婦の間でも成立する
お金のやり取りがある売春防止法対価を受けて不特定の相手と性交することは売春にあたり、勧誘や場所の提供などが処罰の対象

また、刑罰とは別に、民法第770条は配偶者の「不貞な行為」を離婚の理由の一つとしています。夫婦のあいだで後から争いになったとき、どう判断されるかは事情によります。

撮影も別の問題です。相手の同意なく性的な姿を撮る・送ることは、性的姿態撮影等処罰法で処罰の対象です。同意があっても、撮った画像が流出すれば取り返しがつきません。

摘発の例:約120人のパーティーで主催者が「幇助」の疑い

東スポWEB(2022年6月13日)は、静岡県湖西市の浜名湖に面した貸別荘で約120人が参加した乱交パーティーが摘発されたと報じています。記事によると、

  • 静岡県警は、主催者の男女2人を公然わいせつ幇助の疑いで逮捕した。
  • 客の男女2人も、複数人の前で全裸で抱き合ったとして公然わいせつの疑いで逮捕された。
  • 主催者はSNSの掲示板で参加者を募り、参加料は基本「男女1組1万円」だった。
  • 摘発のきっかけは、警察庁への匿名の情報提供だった。

「招待制」「会員だけ」とうたっていても、複数人が見ている前での行為は公然わいせつに問われうる、という例です。ハプニングバーについても、弁護士ドットコムニュース(2019年11月)で若林翔弁護士が、店内の性行為は「不特定多数の者が容易に覚知しうる状態でのわいせつ行為と言え」るとして、公然わいせつ罪に当たるという見方を示しています。

ハプニングバー・カップル喫茶との違い:「店」か「催し」か、単独で入れるか

スワッピングパーティー

  • 主催者が会場を借りて開く「催し」。常設の店ではない
  • カップル単位での参加を条件にすることが多いとされる
  • 決まりごとは主催者ごと。身分証の確認や規約の有無もまちまち

ハプニングバー

  • 常設の「店」。会員制で、初回に身分証と入会金
  • 単独男性・単独女性・カップルのどれでも入れる店が多い
  • 撮影禁止・同意・連絡先交換の禁止などを会員規約で決めている

カップル喫茶は、男女同伴を入店の条件にした喫茶店を指す言葉で、同伴喫茶の流れをくみます(カップル喫茶とは)。3つの違いはハプニングバー・相席ラウンジ・スワッピングパーティーの違いでも比べています。

同意は「始める前」だけでなく「途中でも」撤回できる

相手を入れ替える場面では、パートナーと、相手のカップルの両方の気持ちを確かめる必要があります。来る前に「いいよ」と言っていても、その場で気が変わることはあります。途中で「やめたい」と言われたら、理由を聞かずにやめるのが同意の基本です。

  1. パートナーと、どこまでなら良いかを言葉で決める

    「見るだけ」「触れるのはここまで」など具体的に。後で「そんなつもりではなかった」とならないように。

  2. やめる合図と、帰り方を決める

    どちらかが合図を出したら、2人で帰る。相手の説得や引き止めには応じない。

  3. お酒を飲みすぎない

    判断できない状態での行為は、同意があったとは言えません。自分も相手も、その状態にしない。

ハプニングバーの店が決めている共通ルールは同意とNOの伝え方にまとめています。

性感染症:相手が増えるほど、予防と検査が大切になる

厚生労働省は、性感染症の予防にはコンドームを正しく使うことが重要で、オーラルセックスでも感染することがあると案内しています。症状が出ない感染症もあるため、相手が増えるときは、定期的な検査も考えてください。保健所では匿名・無料で検査を受けられるところがあります(厚生労働省委託の「性感染症検査・相談マップ」で探せます)。

コンドームとローションの選び方はコンドームの選び方とサイズの測り方、予防の基本はハプニングバーと性感染症の予防にまとめています。

よくある質問

  • スワッピングは違法ですか?

    大人どうしが私的な場所で、全員の同意のもとに行うこと自体を処罰する刑法の規定はありません。ただし、人に見える場所での行為(公然わいせつ)、同意のない行為、お金のやり取り(売春防止法)は、それぞれ法律の問題になります。

  • 「会員制」「招待制」のパーティーなら公然わいせつになりませんか?

    会員制かどうかではなく、不特定多数から見える状態かどうかで判断されます。報道された摘発の例では、約120人が参加したパーティーで、主催者が幇助、参加者が公然わいせつの疑いで逮捕されています。

  • 夫婦で合意していれば問題ありませんか?

    刑法の面では、上の3点に当たらないかが問題になります。民法では、配偶者の不貞な行為は離婚の理由の一つとされていて、後から争いになったときの判断は事情によります。合意の内容を2人ではっきりさせておくことが大切です。

  • 相手のカップルとはどこで知り合うものですか?

    当サイトでは特定の募集の場をすすめていません。SNSなどで知り合う場合は、お金や投資の話が出たら中止する、初回は昼間の人の多い場所で会うなど、マッチングアプリで安全に会うための基本と同じ注意が必要です。

  • ハプニングバーでスワッピングはできますか?

    店ごとに会員規約で決めています。カップルで入ったときのルールや、店内で行為ができる場所の決まりは、公式サイトの規約で確認してください。どの店でも、同意のない行為と撮影は禁止されています。

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