この記事を読むと、ローション(潤滑剤・潤滑ゼリー)の3つのタイプの違いと、コンドームやグッズと組み合わせるときにどれを選べばよいかがわかります。結論は「迷ったら水性、コンドームと使うなら水性かコンドームメーカーの潤滑ゼリー」です。理由はオカモトや相模ゴム工業が公式に案内している注意事項にあります。成分表示の見方、使う量と足すタイミング、肌が弱い人の確認方法まで整理しました。
この記事の要点
- タイプは3つ:水性(水ベース)・シリコン系・オイル系。性質と相性がまったく違う
- コンドームと使うなら水性が基本。油性物質はコンドームを劣化させ破れる危険(オカモト公式)
- 市販の潤滑剤にはコンドーム破損の原因になるものがあり、追加するならコンドームメーカーの潤滑剤を(同)
- 相模ゴム工業は自社コンドームと自社潤滑ゼリーの組み合わせで品質に影響がないことを確認(公式FAQ)
- グッズには水性が無難。シリコーン製グッズにシリコン系は相性に注意
ローションは3タイプ:水性・シリコン系・オイル系
ローションは主成分で水性(水ベース)・シリコン系・オイル系に分かれます。水性は水を主成分に増粘剤(ポリアクリル酸Naなど)で粘りを出したもので、最も一般的です。シリコン系はシリコーンオイルが主成分で、乾きにくく少量で長持ちします。オイル系は植物油や鉱物油が主成分で、マッサージ用として売られているものが多いです。
3つの最大の違いは、コンドームやグッズとの相性と、洗い落としやすさです。水性は水で簡単に落ち、コンドームとも併用しやすい反面、乾きやすく途中で足す必要があります。シリコン系は長持ちしますが落としにくく、シリコーン製グッズとの相性に注意が必要です。オイル系はコンドームと一緒に使えません。
水性(水ベース)
- コンドーム・グッズと併用しやすい
- 水で洗い流せる
- 乾きやすい。途中で足す
- 初めての人はこれ
シリコン系・オイル系
- シリコン系:長持ち、落としにくい、シリコーン製グッズに注意
- オイル系:コンドームを劣化させる。併用不可
- どちらもシーツに残りやすい
- 用途を限定して使う
コンドームと使うなら水性、または「コンドームメーカーの潤滑剤」
オカモトは公式サイトの使用上の注意で、口紅やハンドクリームなどの油性物質と接触するとコンドームが劣化し、破れる危険があること、膣内に挿入する坐剤や外性器に塗る軟膏などの医薬品も同様であることを示しています。さらに「市販の潤滑剤の中には、コンドームの破損の原因となるものがあるので、追加で潤滑剤を使用する際は、コンドームメーカーの潤滑剤をご使用ください」と案内しています。
相模ゴム工業も公式FAQで、「当社のコンドームと当社の潤滑ゼリーであれば、一緒に使用しても品質に影響ないことを確認している」と答えています。つまり、最も確実なのは、使うコンドームと同じメーカーの潤滑ゼリーです。他社の水性ローションを使う場合は、製品の表示に「コンドームと併用可」とあるかを確認してください。
成分表示の見方:水性かどうかは最初の成分でわかる
成分表示は配合量の多い順に並ぶのが一般的なので、最初に「水」とあれば水性です。相模ゴム工業は公式FAQで、自社の「99%水潤滑ゼリー」の成分を「水、ポリアクリル酸Na、カルボマー、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、ポリアミノプロピルビグアナイド、多価アルコール、ムコ多糖類、PEO硬化ヒマシ油、pH調整剤」と公開し、化粧品に使われる成分で作られていると説明しています。また、同社の潤滑ゼリーには殺精子剤は含まれていないと答えています。
最初の成分が「シクロペンタシロキサン」「ジメチコン」など「〜シロキサン」「〜コン」で終わる場合はシリコン系、「ミネラルオイル」「〇〇油」ならオイル系です。表示がない製品や、成分が読めない輸入品は避けたほうが安全です。
使う量と足すタイミング:乾く前に足す
- 最初は500円玉大を手に取り、人肌に温める
冷たいまま当てると驚く。手のひらで数秒温める。
- 肌側とグッズ(またはコンドーム)側の両方に
片方だけでは摩擦が残る。コンドームには外側に少量。
- 乾いてきたら、擦れる前に足す
水性は乾きやすい。少量の水で伸びが戻る製品もある。
- 痛みや熱さを感じたら中止
摩擦でなく成分が合わない可能性。洗い流して様子を見る。
- 使用後は水かぬるま湯で洗い流す
グッズは完全に乾かしてから保管。
グッズとの相性:水性が無難、シリコーン製にはシリコン系を避ける
グッズのメーカーは、対応するローションを製品ごとに指定していることがあります。たとえばTENGAはSPINNERのFAQで、専用のTENGAローションと一緒に使うこと、挿入口の周りと内部に塗ることを案内しています。指定がない製品でも、水性なら素材を選ばず使えるのが一般的です。
シリコーン製のグッズにシリコン系ローションを使うと、表面が変質することがあるとされます。オイル系は、柔らかい素材(TPE・エラストマー)を傷めやすく、コンドームも劣化させるため、グッズにもコンドームにも向きません。素材ごとの性質は素材ガイド、洗い方は洗い方・保管方法で説明しています。
肌が弱い人・口に入る場面・保管の注意
肌が弱い人は、成分が少なく「弱酸性」「無香料・無着色」と表示された水性タイプから試すのが安全です。かゆみや赤みが出たら使用をやめ、続くようなら医療機関に相談してください。口に入る可能性については、相模ゴム工業は自社の潤滑ゼリーについて「少量であれば口に入っても問題ない」と答えていますが、これは同社製品についての回答で、すべてのローションに当てはまるわけではありません。
保管は直射日光と高温を避け、キャップをきちんと閉めます。開封後は雑菌が入りやすいので、製品の表示にある使用期限の目安を守り、色や匂いが変わったものは使わないでください。携帯用の小分けタイプは、1回使い切りにすると衛生的です。
ハプニングバーでの扱い:店の備品か持ち込みかを確認
ハプニングバーのルームには、コンドームやローションを備えている店が多くありますが、備品の内容と持ち込みの可否は店ごとに違います。公式サイトのシステム欄やルール欄に記載がなければ、入店時にスタッフに確認してください。備え付けのものを使う場合も、コンドームと一緒に使うなら水性かコンドームメーカーのものかを確かめると安心です。
性感染症の予防では、コンドームを性器接触の前から正しく使うことが基本で、ローションはそれを補助するものです。詳しくはコンドームの選び方と付け方と性感染症の予防を参照してください。
水性・シリコン系の違いは商品の成分表示でわかります。FANZA通販(DMM)のローションの一覧は、タイプと容量で絞り込めます(18歳未満は利用できません)。〔広告〕
よくある質問
コンドームにもともと付いている潤滑剤だけでは足りませんか?
人や場面によって足りないことがあります。足す場合は、オカモトの案内に従ってコンドームメーカーの潤滑剤か、併用可と表示された水性ローションを使ってください。
ハンドクリームやベビーオイルで代用できますか?
できません。オカモトは油性物質との接触でコンドームが劣化し破れる危険があると案内しています。柔らかい素材のグッズも傷めます。
シリコン系は体に悪いですか?
シリコーンは化粧品にも使われる成分で、一般に肌への刺激は少ないとされます。問題は相性で、シリコーン製グッズとの併用や、落としにくさに注意が必要です。
水で薄めて使えますか?
水性の一部の製品は、水やぬるま湯で粘度を調整できると案内されています。製品の表示に従い、薄めたものは作り置きしないでください。
殺精子剤入りのローションはありますか?
相模ゴム工業は自社の潤滑ゼリーに殺精子剤は含まれていないと答えています。避妊目的にローションを使うことはできず、避妊はコンドームなど正しい方法で行ってください。
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