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ハプニングバーと性感染症の予防|コンドーム・検査・店のルール

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この記事では、ハプニングバーに行く前に知っておきたい性感染症の基本を、厚生労働省と関連機関が公開している情報だけでまとめます。「どんな病気があるか」「何が最も有効な予防か」「不安なときどこで検査できるか」の3点と、店の公式サイトに書かれているルールの範囲を整理しました。診断や治療の判断は医師にしかできないので、この記事は「受診・検査の入口」として読んでください。

この記事の要点

  • 厚生労働省が性感染症として扱う主な5疾患は、梅毒・性器クラミジア感染症・性器ヘルペス・尖圭コンジローマ・淋菌感染症。多くは無症状のことがある。
  • 予防で最も重要なのは「性行為時にコンドームを正しく使用すること」(厚生労働省)。オーラルセックスでも口と性器の双方向で感染し、コンドームでリスクを下げられる。
  • 検査は保健所や医療機関で受けられ、保健所では匿名・無料で梅毒などの検査ができる。夜間・休日検査のある保健所もある。
  • コンドームを店が用意しているかどうかは、今回確認した公式サイトには記載がなかった。自分で持って行くのが前提。
  • 不安や症状があれば「早期発見・早期治療」。性感染症の多くは治療できるが、放置すると合併症や後遺症が残るものがある。

性感染症とは:厚生労働省が指針で対象にしている5つの病気

厚生労働省のページでは、性感染症(STIs)を「性的接触を介して感染する可能性がある感染症」と説明し、「性感染症に関する特定感染症予防指針」が対象とする5疾患を中心に扱っています。

病名原因(厚生労働省のQ&Aより)知っておきたいこと
梅毒梅毒トレポネーマ(細菌)血液検査(抗体検査)で診断。口やのどに感染しても無症状のことが多い。全数報告の対象で、近年拡大している
性器クラミジア感染症クラミジア・トラコマティス(細菌)のどに感染した場合は通常無症状。PCR検査で診断
淋菌感染症淋菌(細菌)のど感染は通常無症状。内服薬が効きにくくなっており、注射で治療するのが一般的
性器ヘルペスウイルス感染症単純ヘルペスウイルス症状がなくてもウイルスが出ていることがある。口唇ヘルペスから性器へ感染することも
尖圭コンジローマヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンで防げる性感染症の一つ(厚生労働省「予防と対策」)

厚生労働省は、性感染症が「かゆみや痛みのような症状が問題であるだけでなく、無症状のことも多く、治療しなかった場合、不妊の原因や、神経・心臓などの深刻な合併症・後遺障害を残すことがある」と説明しています。HIVや肝炎など、この5疾患以外にも性的接触で感染する病気はあります。「症状がない=感染していない」ではない、というのが最初に押さえるべき点です。

最も重要な予防は「コンドームを正しく使うこと」

厚生労働省は予防について「性行為時にコンドームを正しく使用することが最も重要」「コンドームの使用や、検査・医療の積極的な受診による早期発見・早期治療が、発生の予防とまん延の防止に有効」と書いています。ポイントは「正しく」です。途中からつける、サイズが合わない、古いものを使う、オイル系のローションで劣化させる、といった使い方では効果が下がります。

  • 最初から最後までつける。途中からでは、それまでの接触で感染する可能性がある。
  • サイズの合うものを選ぶ。選び方と付け方はコンドームの選び方とサイズの測り方で説明している。
  • ローションは水性かシリコン性を使う。オイル系はラテックスのコンドームを傷める。相性はローションの選び方を参照。
  • 使用期限と保管状態を確かめる。財布に長く入れていたものは避ける。
  • オーラルセックスでも使う(次の見出し)。

ハプニングバーの公式サイトを確認した範囲では、コンドームを店が用意しているか、有料かどうかを書いている店は見つかりませんでした。「店にあるだろう」と期待せず、自分のサイズに合うものを自分で持って行くのが確実です。ロッカーに荷物を預ける店(パピヨンは「持ち歩けるのはメイク用品や喫煙具程度」)では、ポケットに入れておけるかどうかも含めて受付で確かめてください。

盾のマークで守られている様子のイラスト
予防の中心はコンドームの正しい使用。厚生労働省は「予防、そして検査」を呼びかけています。

オーラルセックスでも感染する:口からも性器からも双方向

厚生労働省の「オーラルセックスによる性感染症に関するQ&A」は、「オーラルセックスにも性感染症にかかるリスクがある。口(くちびる・口内の粘膜・のど)から性器へ、性器から口へ、の二通りの感染がありえる」と明記しています。特に注意したいのは次の点です。

性器から口への感染では、口内(特にのど)に病原体が感染しても症状が出ないのが普通です。のどに感染していることに気づかないままオーラルセックスをして、相手の性器にうつすことがあります。淋菌・クラミジアののど感染は通常無症状で、梅毒も口やのどでは無症状が多いと考えられています(厚生労働省Q&A)。

同じQ&Aは「オーラルセックス時にもコンドームを使用すると感染のリスクを下げることができる」と書いています。口唇ヘルペスにかかったことがある人は、症状がなくてもウイルスが出ている可能性があるため、発病経験があればコンドームの使用が勧められています。「挿入しなければ安全」ではない、というのが公的な情報の立場です。

検査は保健所で匿名・無料。不安を感じたらすぐに受ける

厚生労働省は「感染のリスクや不安に感じた場合には検査を受けることが大切。検査は保健所や医療機関で受けることができる。不安に感じたら、すぐに検査を受けましょう」としています。検査の受け方を、公的な案内に沿って手順にすると次のとおりです。

  1. 最寄りの保健所の検査日を調べる

    厚生労働省の委託サイト「性感染症検査・相談マップ」(stikensa.com)やHIV検査相談マップ(hivkensa.com)で、保健所・自治体の検査機関を探せます。夜間・休日検査やレディース・デーを設けている保健所もあります。

  2. 匿名・無料で検査を受ける

    保健所では、梅毒などの性感染症の検査を匿名・無料で受けられます。検査方法は症状により異なり、主に血液検査・視診・尿検査・おりものの検査です。

  3. 結果を聞き、必要なら医療機関へ

    性感染症の多くは治療できますが、早期に治療しなければ合併症や後遺障害が残る可能性があるものもあります。治療方法は病気の種類で異なります。

  4. パートナーにも検査を勧める

    自分だけ治療しても、相手が未治療なら再感染します。厚生労働省のポスターの言葉は「大切な人を守るために、まずは予防、そして検査!」です。

感染の機会から検査で結果が出るまでには病気ごとに期間(ウインドウ期)があり、どのタイミングで検査すべきかは保健所や医療機関が案内してくれます。症状がある場合は保健所の検査日を待たず、医療機関(泌尿器科・婦人科・性感染症内科など)を受診してください。

ハプニングバーのルールと性感染症の関係:店が守るのは「同意」まで

各店の会員規約を確認した範囲では、性感染症の予防について直接書いている店はありませんでした。規約が扱っているのは「嫌がる行為・強要の禁止」(カラーズバー・ミューズ・ESZなど)や「身体を拘束・傷つける行為のお断り」(ミューズ)といった、同意と安全に関する内容です。ZONEは「スタッフによる性的接客サービスはない」と明記しており、店は場を提供するだけで、客同士の行為の中身には関与しない立場です。

つまり、感染を防ぐ責任は本人にあります。相手に「コンドームをつけてほしい」と言うこと、つけない相手を断ることは、店のルールで守られている「NO」の範囲です。断り方はハプニングバーの同意とNOの伝え方にまとめています。また、ルーム(個室)の設備や清掃について公式に書いている店は少なく、アグリーアブルが「特に水回り・トイレ・シャワールームはかなりの頻度で清掃」と書いている程度です。ルームの仕組みはハプニングバーのルーム・個室の仕組みで説明しています。

行く前・行った後にできることのまとめ

行く前

  • 自分に合うサイズのコンドームを用意する
  • 水性かシリコン性のローションを用意する(オイル系は不可)
  • 体調が悪い日・症状がある日は行かない
  • 相手に「つけてほしい」と言う言葉を決めておく

店内で

  • 最初から最後までコンドームを使う
  • オーラルセックスでも使う
  • つけない相手は断る(店のルールで守られている)
  • 酔って判断できない状態にしない

行った後

  • 不安があれば保健所の匿名・無料検査を受ける
  • 症状があれば医療機関を受診する
  • パートナーにも検査を勧める
  • 「症状がない=大丈夫」とは考えない

お酒と判断力の関係はハプニングバーでのお酒の付き合い方を参照してください。性感染症に関する情報は更新されるので、最新の内容は厚生労働省のページ(記事末の出典)で確かめてください。

よくある質問

  • コンドームは店に置いてありますか?

    今回確認した各店の公式サイトには、コンドームの用意や販売についての記載がありませんでした。自分で持って行くのが前提です。受付で聞けば答えてもらえる可能性はありますが、期待しないでください。

  • 症状がなければ検査はいらないですか?

    厚生労働省は「感染症の種類によっては無症状のことも多い」「不安に感じたら、すぐに検査を」としています。のどへの淋菌・クラミジア感染は通常無症状です。症状の有無ではなく、感染の機会があったかどうかで考えてください。

  • 検査はいくらかかりますか?

    保健所では梅毒などの性感染症の検査を匿名・無料で受けられます(厚生労働省)。医療機関では自己負担が発生します。検査機関の探し方は「性感染症検査・相談マップ」(stikensa.com)を使ってください。

  • オーラルセックスだけなら安全ですか?

    安全ではありません。厚生労働省のQ&Aは、口から性器・性器から口の双方向で感染し、のど感染は無症状が普通で気づかないまま相手にうつすことがある、と説明しています。コンドームの使用でリスクを下げられます。

  • ワクチンで防げる性感染症はありますか?

    厚生労働省は「ワクチン接種により防ぐことができるものもある」としており、HPV(尖圭コンジローマ・子宮頸がんなどの原因)やB型肝炎のワクチンがあります。接種の可否や対象は医療機関に相談してください。

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